アスベスト診断・調査

アストフィールド株式会社では、アスベストの調査・分析・診断を行っています。

アスベスト診断,調査

アスベストとは

アスベスト(石綿)とは、天然に産する鉱物群のうちで、高い抗張力と柔軟性をもつ絹糸状光沢のある特異な繊維状集合を成すものの俗称です。従って、鉱物学上の分類にはアスベストという名称は使われていません。
アスベストにはいくつか種類がありますが、国内では、「繊維状を呈しているアクチノライト、アンソフィライト、アモサイト、クリソタイル、クロシドライト及びトレモライト」と定義されています。 また、ILO(国際労働機関)では、「岩石を形成する鉱物の蛇紋岩および角閃石グループに属する繊維状の無機けい酸塩」と定義され、国内と同様に前述の6種類に分類されています。

アスベストの特性及び使用用途

アスベストは、種類により程度は異なるが、①耐熱性 ②引張りや曲げに強い ③耐薬性 ④耐久性 ⑤熱絶縁性 ⑥磨耗性 ⑦防音性 等に優れています。
これらの特性を活かして工業原料として多岐に渡り使用され、その製品は、生活領域の隅々まで及んでいます。
その約9割が建材製品として、壁、天井、梁等に直接吹付けられたり、床材、天井材、防火材としてスレート板やセメント板として使用されてきました。

アスベストの危険性

アスベストは、そこにあること自体が直ちに問題ではありませんが、飛散したアスベストの繊維を吸い込むことで、肺ガンや悪性中皮腫などの病気を引き起こすおそれがあります。建材の中でも吹付け材は劣化により飛散のおそれがあり、早急な飛散防止対策が必要ですのでアスベスト有無の分析調査が必要です。


アスベスト事前調査

専門知識を持った経験豊富な安心のプロにお任せください。

アスベストの事前調査について

建物の解体・改築(リホーム)工事を行う際には、事前に設計図書等の調査・現地調査・石綿含有分析によりアスベストの使用の有無を調査する必要があります。
またアスベストはその作業において、3段階にレベル分けされております。

アスベスト障害予防規則
作業レベル発じん性建築の種類具体的な箇所
レベル1 著しく高い 吹付石綿
0.1重量%超石綿含有吹付け材
主にアモサイト
耐火建築物等の鉄骨、梁、柱
住宅等の壁、天井仕上げ材
レベル2 高い 石綿含有保温材
耐火被覆材
断熱材
主にアモサイト、クロシドライト
ボイラー本体、配管、ダクト等の保温材
建築物等の柱、梁、壁等に耐火被覆材
断熱材として、屋根用折板裏
断熱材、煙突用断熱材
レベル3 比較的低い その他の石綿含有建材
(成型板等)
天井、壁、床等の石綿含有建材
成型板、ビニール床タイル
屋根材としての石綿スレート等

レベル分けは、除去する際の発じん量の多さで決まりますので、作業の危険度や撤去対象によって決まるわけではありません。

吹付け材は石綿含有不明の場合、必ず石綿有無の分析が必要です。(法律義務)

吹付け材以外の場合は、石綿有無の分析をせずに、石綿含有とみなして措置する時は分析の必要ありません。


アスベスト診断

アスベストの調査を行うにあたり、アスベストに関する一定の専門的知識を有するアスベスト診断士資格認定者のである、アスベスト診断士が、ご相談、事前調査を行っています。

アスベスト診断士とは

  1. 建築物又は工作物について、アスベスト(石綿)の使用の有無を調査できる者
    • 書面(設計図書、施工図面等)による一次調査
    • 現場における二次調査
    • 信頼性の高い分析機関の選択、委託と最終判断
  2. アスベストが使用されていることが判明した場合に、これに対する処置方法等のアドバイスができる者
  3. 厚生労働省所管の石綿障害予防規則で規定している特別の教育を行うために必要な知識を有する者
実績を見る